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偉い人がウソをつく手口(1) データのすり替え

つまり、ここではすべてのデータを示すことはできないが、1990年ぐらいから、都市の構造が「高層ビル中心」になり、密閉した建築物、コンクリートで固めた都市作りによって、夏に人間が住めるような空間ではなくなった。


その分だけ土地の利用効率があがったのは当然で、都市計画は「電力を使い、効率をあげる」という方向に進んだのである。

日本の偉い人というのは「ズルをしても心が痛まない」という特徴がある。頭は良いから、ここで示したような電力消費の状態はよくわかっているが、それがバレると自分たちに火の粉が降りかかってきて、本社ビルが使えなくなるから、防戦に必死なのだ。

でも、今回の原発事故がなければ、偉い人が日常的にデータのトリックを使うことに日本社会は気づかなかっただろう。

偉い人がウソをつく原理(2) 夫婦げんかの原理

でも、実は日本の指導者は自分を殿様と思っている。


小さい頃から学校の成績が良く、痛い目に遭うことが少なく、すくすくと育ち、それでいて正義感、道徳観などが希薄な人材群なのである。


彼らの頭脳の構造は、一言で言えば「ヨーロッパ流」だ。どんなに残虐なことをしても、それを巧みに正当化する論理がそれである。

実は世間でよく見かける夫婦げんかにも似たところがある。

「偉い人」には抜き差しならぬ欠陥がある。それは、「自分は他の人より偉い」との確信があり、従って「多くの人はバカだ」と言うことになる。

原子力はエネルギーのない日本にとって大切だ。ただ、原子力を怖がっているバカな人にそれを言っても理解できない。だから、だませば良いのだ」

彼らは「やらせメール」がバレルのはまずいと思っている。それは「悪」がばれるからではなく、「やらせメールをすることは正義だが、それがばれるのは都合が悪い」ということに過ぎない。

これまでも、ズッとこの手のウソが日本社会をダメにしてきたが、「そんなことがあるはずがない」というまじめな多くの人が、実はこのウソを守ってきたのだ。


哀しい・・・


でも、福島原発で偉い人がウソをついたり、姑息な細工が明るみにでて、「こんなことがあるのだ」ということがわかった。


私たち大人は事実をはっきり認識して、大人としての責任を果たす時期に来たように思う。