「土地の売買を巡って、“ビジネス上の付き合い”があったのに、それをひた隠しにしている」
「紳助は競売物件のなかでも素人が到底手を出せないようなビルや土地に執着していた。(競売で)ビル取得が難しい理由は、占有されているテナントを立ち退かせるのに、カネをいくら積むかという交渉があるからだ。また土地に関しても、部分占有されていたり、部分売買されている場合があり、権利が複雑だ。しかも『土地を買収している』という噂を聞きつけると、地元ヤクザが先に買い付け、占有することも多い。そういうあまりにも煩雑な“もろもろの整理”を橋本会長らに頼んでいた。言うなれば『ビジネス上の付き合いがあった』ということ。オレらの業界ではずっと、紳助はフロント企業(=企業舎弟)という認識だよ」
暴力団が占有していた土地を紳助が任意売却で入手!? 大阪府警が紳助本人に事情聴取したがっているとの情報も
ミナミの心斎橋にある紳助の有名になった"飲食店ビル"はその疑いが濃いようだ。
この土地は、約10年前は競売物件として更地だったという。その土地を暴力団が占有して、金融機関を威圧して債権放棄させて、その後、紳助が任意売却で手に入れたと言われている。占有していた暴力団は今回、親密交際が明らかになった山口組2次団体の「極心連合会」の橋本弘文会長の若い衆だと言われている。このほかに大阪にある3つのテナントビルにも、同様の疑惑が上っている。
さらに疑惑が向けられているのが、引退後即打ち切りが決まったTBSの『紳助社長のプロデュース大作戦!』絡みの土地取得疑惑だ。紳助は、番組の企画で"宮古島活性化プロジェクト"を立ち上げた。番組で紳助が観光地としての宮古島の魅力をPRすれば、同島の土地は高騰する。その情報に踊らされて、極心連合の若い衆が地上げに走って、地元民を威圧的に退去させたという疑惑も浮上している。