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佐々木俊尚「ソーシャルメディアが情報の格差化を引き起こした」

ソーシャルメディアは個人によって得られる情報が全然違う。しかも、つながっている先が良い人じゃないと良い情報が得られない。同じ社会に済んでいて、同じように育ってきた世代でも、完全な格差が生まれてきているのが現状。3.11の震災が転換点となった」

 佐々木氏はソーシャルメディアを「つながりのソーシャルメディア」と「情報流通のソーシャルメディア」に分けて解説。「つながりのソーシャルメディアについては、これまでの村や家族的企業といった中間共同体がなくなった若者にとって、今後も必要なものだと話す。その一方、「情報流通のソーシャルメディアについては、必要としない人たちがいることを指摘。そこで生まれる情報格差を解消するためには、自分が求める情報を提供してくれる人、「キュレーター(情報を収集・編集して共有していく人)」がどこにいるか、マッチングをしやすくする技術進化の必要性を述べた。

 これを受け、司会を務めた慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授が、「技術が進んでいけばいくほど、かつてなく人の価値が高まっている」と話すと、佐々木氏は同意し、


ソーシャルメディア偏差値が生まれてきて、どの人がどのくらいの価値があるのか、測られる時代が遠からずやってくる」
と予測した。