今はユーロ圏救済基金の規模拡充を議論する時ではないとし、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の効果と、欧州安定メカニズム(ESM)の速やかな導入を確実にすることを優先すべきとの見解を示した。
メルケル首相は、ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事が、ESMの財源拡充の必要性に言及したことに関して質問された際、「現在の優先事項は、ESMを稼動させること、交渉で結論を出すこと、払い込み資本の額を決めることだ」と応じた。
ギリシャ融資について、同国政府と民間銀行の債務交換協議が長引いた場合、同国に対しつなぎ融資が実施されることに疑いの余地はないと述べた。