Merkel eyes IMF's Lagarde for EU Commission chief: sources | Reuters
メルケル独首相、次期欧州委員長にラガルド氏擁立を打診=関係 | Reuters
次期欧州委員長の人選をめぐり、メルケル独首相がオランド仏大統領に対し、ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事の擁立の可能性を打診していることが3日、関係筋の話で分かった。
先の欧州議会選で欧州連合(EU)懐疑派が大躍進したことを受けて、オランド大統領に擁立の意思があるのか尋ねたという。
ラガルド氏はフランス出身だが、流暢な英語を話し、ユーロ債務危機が深刻化していた2011年に、当時のサルコジ政権の財務相からIMF専務理事に転向した。統率力があり意見調整型の人物としてメルケル首相やショイブレ独財務相の信頼も厚いとされる。
関係筋によると、オランド大統領は最終的な考えを固めていないものの、メルケル首相にIMFのトップの座を明け渡すのは欧州にとり良くないとの考えを伝えた。
ドイツやIMF当局者によると、メルケル首相は5月の訪米時にラガルド氏と接触。その2週間後にも両者はベルリンで再び会談した。
ドイツ政府の報道官は直接のコメントは避けたが、メルケル首相はユンケル前ルクセンブルク首相への支持を再確認したと述べた。
「ラガルド欧州委員長」案、独首相が打診との報道は誤り=報道官 | Reuters
欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会の次期委員長に国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事を推すことをメルケル独首相がオランド仏首相に打診したとのロイターの報道について、ドイツのザイベルト政府報道官は3日、事実ではないと述べた。
同報道官は「報道は正しくない。首相が前日述べたことが依然として有効だ」と説明した。
メルケル首相は2日、ユンケル前ルクセンブルク首相の欧州委員長就任を支持するよう他のEU首脳に要請していることを明らかにしている。