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PIMCOのグロース氏:FOMCは緩和策を継続へ−雇用拡大でも

  グロース氏はブルームバーグラジオのインタビューで、上期(1−6月)の米国内総生産(GDP)は2−2.5%増の可能性が高く、FOMCとしては満足のいかない成長ペースになると指摘した。


  米労働省が3日に発表した1月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比24万3000人増と、昨年4月以来の大幅な伸び。また家計調査に基づく失業率は8.3%に低下し、2009年2月以来の低水準となった。


  グロース氏は雇用統計について、「驚くほど素晴らしい」とした上で、「いつものように、われわれは景気の先行きに関しては多くの構造的な向かい風を警戒するが、現時点では、成長に関する指標の多くについて前向きに捉えている」と続けた。

  PIMCOのモハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO)はブルームバーグテレビジョンとの別のインタビューで、「雇用統計の数字は歓迎すべきだ。非常に良い内容だからだ。ただし、対応できていない構造的な問題があることも忘れてはならない」と述べた。


  エラリアンCEOは「これまでのところ、FOMCは短期のデータを考慮の対象としていない」とし、「長期的には経済は依然として脆弱(ぜいじゃく)であり、FOMCは循環的な変動の先を見ている」と説明した。