■ - d1021の日記

１）野田首相と野党第一党の党首である谷垣自民党総裁の「実るかその恋」（毎日新聞５月13日１面トップ記事）を読む。国民を忘れ、財務省の手先に成り下がった二人の政治家が、首相と自民党総裁の座にいる日本国民の不幸を思う。せめて野党第一党の党首は国民の側に立て

２）「歴史は一度目は悲劇だが二度目は茶番」（ヘーゲル）野田首相と谷垣総裁の二人とも大平正芳首相をモデルにして消費増税まっしぐらの道を進もうとしているようだが、これは大きな過ちである。上記のヘーゲルの言葉の「一度目」とは1979年の大平正芳内閣のときの一般消費税導入の失敗である。

３）これは悲劇に終わった。大平正芳首相は激闘のなかで死去したが、国民は大平氏のその真面目さを評価し、自民党に大勝利をもたらすことによって大平氏の霊を慰めた。しかし、いま、深刻なデフレ不況下での野田首相による大増税と谷垣自民党総裁の「大増税」は、歴史においてはほとんど茶番である。

４）大多数の国民が反対している大増税を強行しようとしていること自体、野田首相は異常だが、それに野党第一党の自民党の谷垣総裁までが賛成するというのは、あまりにも異常である。野田、谷垣両氏は、国民の敵となり、財務省の手先に成り下がってしまっている。