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阪急百貨店の梅田本店が先行開業 京阪神で商圏拡大へ 行列2千人と人気上々

 建て替え中の阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)が25日、売り場全体の約8割を先行開業した。

約7年に及んだ増床工事の間、低迷する京都と神戸の店舗を閉鎖し、梅田本店に集中する戦略をとってきたが、いったん離れた京都、神戸方面の顧客を本店の大幅増床で再び取り込む考えだ。

 平日にもかかわらず、昨年のゴールデンウイーク中に開業したJR大阪三越伊勢丹の初日の行列1900人を上回る人気ぶり。

 これまで、梅田本店は、大阪市北部と同店からおおむね20キロ圏内の大阪府の北部、阪神間の一部を中核商圏としてきた。同社によると、現在はこの中核商圏の顧客が全体の75%を占め、それ以外の顧客は25%程度にとどまる。


 しかし、京都、神戸地区が空白となったことで離れた一部顧客を大幅増床した本店で取り込み、中核商圏以外の顧客を4割程度に増やしたい考えだ。

 ただ、京都、神戸にある高島屋や大丸、そごう、伊勢丹などライバル各店もあらゆる集客イベントで迎え撃つ意気込みだ。関西の百貨店市場が活性化し、消費者には買い物の楽しみが広がる。

百貨店:阪急梅田本店の改修ほぼ完成、西日本最大規模に

 改修前の同店は12階建てだったが、今回の改修で41階建ての複合ビルの一部となっており、工事は建て替えに匹敵する大規模なものだった。完成した百貨店は地上13階、地下2階。海外高級ブランドで西日本最大の品ぞろえを誇る一方で、上層階は大胆に趣味雑貨フロア(10階)やレストラン街(12、13階)に改装。幅広い客層にアピールしたい考えだ。