自民党の高村正彦副総裁は都内で講演し、慎太郎氏が現行憲法の「破棄」を唱えていることについて、「政治家だったら『憲法破棄』なんて言わない。そんなことを言ったら、未来永劫、改正できない。慎太郎氏は政治家ではない」と指摘した。
みんなの党の渡辺喜美代表は講演で、政策の違いを理由に維新との合流を重ねて否定。そのうえで、昨年の衆院選前に慎太郎氏から合流を打診された経緯に触れ、「昔の自民党の派閥は親分を首相にするためにあり、(政策で)何をやるかは二の次だった。そのモデルを引きずるのが慎太郎氏だ」と強調した。
渡辺氏は民主党についても厳しく、「解体過程にあり、消えてなくなる。(消費税増税という)国民に約束していないことをやったからだ」と指摘。ただ、「われわれと近い考えの人もいる。そうした人が党を割るのではないか」と述べ、将来の政界再編に期待を示した。