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焦点:外貨準備の分散化に現実味、先進国の低金利と格付け引き下げで

11兆ドルに及ぶ世界の外貨準備において長年見向きもされなかったカナダ、オーストラリア、中国、ブラジル、ロシア、ノルウェーといった国々の通貨が、存在感を高める可能性が現実味を増している。

米ドル、ユーロ、円、ポンド、スイスフランなど外貨準備において主要な地位を占めてきた通貨から、その他通貨へと構成を分散する動きは既に始まっている。


国際通貨基金IMF)の最新の報告書によると、世界の中央銀行によるカナダドルや豪ドルの保有は25%増え、昨年末時点で構成比率が6.1%となった。米ドルとユーロを合わせた85%に比べれば依然小さな割合だが、今後も拡大傾向は続きそうだ。

外貨準備の分散化は(1)先進国の政策金利がゼロに近いこと(2)過去1、2年間で先進国の信用格付けが相次いで引き下げられたこと──という2つの要因に押されたものだ。

外貨準備の一部を初めて中国に投資する方針=豪中銀副総裁