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英中銀の声明全文 | Reuters

英中銀金融政策委員会は政策金利を0.5%に据え置くことを決定した。委員会は、資産買い入れ枠を3750億ポンドに据え置くことも決定した。


5月のインフレ報告以来、市場の金利は国際的に大きく上昇し資産価格は荒い値動きとなった。英国では回復が順調に進んでいることを示す一段の兆候が見られるが、歴史的な水準と比べると回復は弱く、一定の緩みはしばらくの間残ると予想される。


5月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%上昇し、短期的にはさらに上昇する見込みだ。その後は外部からの物価上昇圧力が弱まり、また生産性が再び高まり国内のコスト上昇圧力を抑制するため、インフレ率は目標とする2%へ低下していくだろう。


本日の会合で委員会は、過去数カ月の経済指標が5月のインフレ報告で示した生産の増加とインフレに関する中心的な見通しとおおむね一致していることを指摘した。


しかし市場金利の大幅な上昇はこの見通しへの重しとなる。将来の政策金利上昇を見込むことは、最近の国内経済の動向を踏まえると正当化されないというのが委員会の見解だ。


オズボーン財務相は委員会への書簡で、基準値の採用などを含む何らかの形のフォワドガイダンスを採用することについて評価を行い、8月のインフレ報告と共に提出するよう求めた。この分析は8月の金融政策委員会の討議で重要な意味を持つ。


こうした点を考慮して、委員会は政策金利を0.5%に、資産買い入れ枠を3750億ポンドにそれぞれ据え置くことを決定した。