https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

金相場は底入れか、JPモルガンとBOAが上昇予想 - Bloomberg

業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、インドと中国での今年の宝飾品や金貨、金の延べ棒の販売量は最大1000トン、計876億ドル(約8兆5900億円)に達する見通し。ブルームバーグがアナリスト17人を対象に実施した調査の中央値では、10−12月(第4四半期)の金相場は1オンス当たり平均1300ドルになると予想されている。これは現在の価格より約5%低い水準。BOAは平均1495ドルと最も強気な見方を示しており、JPモルガンも相場平均が来年末にかけて毎四半期上昇すると見込んでいる。


一部の投資家の間で価値の保存手段としての金への信頼感が低下し、金価格は4月に弱気相場入りした。ジョン・ポールソン氏やジョージ・ソロス氏ら投資家が金を売却する一方、相場下落によりアジアでは販売量が増加。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)やドイツ銀行、スイスのUBSは今年、アジアで金保管庫を開設した。英国の金輸出は8倍に急増しており、豪マッコーリー・グループは金が欧米諸国からアジアへ流出している兆しとみている。


中国東部の安徽省在住で、北京の宝飾品店で孫息子のために金のペンダントを購入したワン・シャンさん(70)は「使わない現金が少しでもあるといつも金を買うことを考える。他に投資の仕方も知らないので、それが富を蓄える伝統的なやり方だ」と語った。