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大雨緊急速報メール　大津市で配信されず　電源装置交換作業で - MSN産経ニュース

　台風１８号で大雨特別警報が発令された大津市で、避難指示などの災害情報を自動的に送る「緊急速報メール」が、１０年に１度のシステムメンテナンス作業のため発信されていなかったことが分かった。

　メールは市と各携帯電話会社の契約で運用。登録は不要で、災害や避難指示などの情報を対象エリアにある全ての携帯電話に通知する。

　市内は１６日未明に避難勧告・指示が出されたが、１４〜１６日は市役所のネットワーク機器の無停電電源装置の交換作業期間中だった。交換は１０年ごとに行われるもので、期間中は緊急速報メールが利用できなくなることが事前に分かっていたが、１３日の段階では台風の影響は小さいと考え、予定通りの作業実施を決めた。

　台風の接近を受け、情報システム課が１６日午前６時ごろに急遽（きゅうきょ）、サーバーを復旧させ、市のホームページとメールを利用できる状態にしたが、運用する災害対策課がメールを利用できることに気付かなかったという。