内閣府が発表したことし10月の機械受注統計によりますと、主な機械メーカーが国内の企業から受注した金額は、変動の大きい船舶と電力を除いて8072億円と、前の月を0.6%上回って、2か月ぶりに増加しました。
業種別にみると、▽製造業は、情報通信機械などで受注が減りマイナス0.2%となりましたが、▽非製造業は、金融・保険業のコンピューターや、建設業からの建設機械の受注が好調だったことなどから、11.5%増加しました。
これを受けて内閣府は、この統計に関する基調判断を、「持ち直している」から、「緩やかな増加傾向がみられる」に、2か月ぶりに上方修正しました。
内閣府では、「今回僅かに減少した製造業が、その前の月まで5か月連続で増加していたことを踏まえると、堅調な動きが続いていると判断でき、非製造業も合わせた全体の受注額も高い水準が続いている」として、企業の設備投資の動きは、順調に推移していると分析しています。