日本維新の会は、ほかの野党との連携を巡り、合流を呼びかけている結いの党をはじめ、民主党やみんなの党と年明け早々から政策協議を進める方針です。
これについて、党内では橋下共同代表に近い中堅・若手議員などから「近い将来の結集を視野に協議を急ぐべきだ」という意見が出ているのに対し、石原共同代表ら旧太陽の党出身の議員などには「党の分裂につながりかねない」という慎重論が根強くあります。
また、政策面でも特定秘密保護法への対応や原子力技術の輸出の是非などについて調整がつかず、先の臨時国会では多数決で方針を決める事態が続きました。
党内では、橋下氏がみずから石原氏を党に招いた経緯もあり、両氏が直ちにたもとを分かつことはないという見方が大勢ですが、野党再編の在り方に加え、今後、安倍総理大臣が目指す憲法改正などへの対応によっては、党内の対立が深まり、難しい党運営を迫られることも予想されます。
