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【ウクライナ情勢】米露首脳が緊急電話会談、プーチン氏「暴力広がれば権益守る」と軍派遣示唆 - MSN産経ニュース

緊迫化するウクライナ情勢をめぐり、ロシアのプーチン大統領は米国のオバマ大統領と電話会談した。プーチン氏は、ウクライナ領内で暮らすロシア国民やロシア語を話す「同胞」の生命と健康が脅威にさらされているとして、ウクライナ東部や南部クリミア半島での暴力行為がさらに広がれば、ロシアは自国の権益を守るための権利を留保する、と軍派遣の可能性を警告した。

　２日、ロシア大統領府が発表した。米国側から電話会談実施の依頼があったという。プーチン氏に対し、オバマ氏は、ウクライナ領内でのロシア軍の武力行使に関し深い懸念を示した。

　プーチン氏は１日深夜から２日未明にかけて、フランスのオランド大統領や国連の潘基文事務総長とも電話会談し、ロシア語系住民らの状況が緊迫化すれば、「必要な手段を取る」と訴えた。

ウクライナ巡り米ロ首脳電話会談　NHKニュース

この中でオバマ大統領は、ロシアがウクライナの主権と領土の一体性を侵害しているとして、プーチン大統領に対し強い懸念を示したうえで国際法に違反していると強く非難しました。
そのうえで、現在の緊張を和らげるために、ロシア軍の部隊をウクライナ南部のクリミア自治共和国の基地に撤退させるよう求めたということです。

これに対し、ロシアのリアノーボスチ通信によりますと、プーチン大統領は、ウクライナの暫定政権の後押しを受けて、民族主義者がロシア系住民に対して犯罪を行っていると指摘しました。
そのうえで「ロシアにはロシア系住民と自国の国益を守る権利がある」と主張したということです。