これは、アメリカのホワイトハウスが25日に発表したもので、ロシアのプーチン大統領からオバマ大統領に電話があったとしています。
電話会談でオバマ大統領は、緊張が続くウクライナ情勢を巡って、ロシアがウクライナから軍の部隊や武器を撤収させるなど、停戦合意を完全に履行するよう求めたということです。
ただ、ホワイトハウスは、プーチン大統領がどのように応じたかは明らかにしていません。
一方で両首脳は、今月末の交渉期限が迫るイランの核開発問題について、イランが核兵器を保有することを阻止するため、結束して交渉に当たることが重要だと強調したとしています。
また、過激派組織IS=イスラミックステートへの対策や、内戦が続くシリアの情勢について意見を交わしたということです。
オバマ大統領とプーチン大統領が電話で会談するのは、ことし2月以来とみられます。
アメリカとしては、ウクライナ情勢を巡って対立するロシアに圧力をかけ続ける一方、イランの問題などではロシアの協力を引き出したい考えです。