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ウクライナ情勢:ドイツ、政治解決の外交を活発化 - 毎日新聞

　さらにメルケル首相はトルコのエルドアン首相に電話し協力を求めた。トルコはロシアとの関係が良好なうえ、オスマン帝国時代にクリミア半島を支配していた経緯があり、少数派のタタール人と今もつながりがある。両首脳は住民投票が違法で、クリミア半島の分離を阻止すべきだとの見解を確認。トルコ側は外交解決のため「連絡グループ」設置を支援すると約束した。

　ドイツは約６０００社が約２００億ユーロ（２兆８０００億円）を投資するなど、ロシアとの結びつきが深い。生後間もない時期から東独で育ったメルケル首相はロシア語が堪能で、プーチン大統領との関係は悪くない。親密とは言えない英仏首脳は控えめで、メルケル首相がＥＵ外交をけん引している。

　ドイツの世論調査では、制裁への賛否は半々で、ドイツ商工会議所は「制裁すれば在露のドイツ企業の財産没収もありうる」と懸念を示している。メルケル首相の外交は「経済制裁に至らないようあらゆる努力を払う」との意図がある。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140310#1394448483
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140308#1394275010
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140308#1394275012
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140307#1394189164