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シリア:反体制派拠点が陥落 政府軍が補給路断つ - 毎日新聞

シリア内戦で、政府軍は16日、レバノン国境に近い西部山岳地帯にある反体制派の主要拠点ヤブルードを制圧した。国営シリア・アラブ通信が報じた。政府軍は首都ダマスカス北方の山岳地帯をほぼ確保し、中部ホムスや地中海沿岸地方に至るルートを掌握した。反体制派はレバノンからの補給路を断たれた格好で、ダマスカス郊外やホムスでの戦闘が政府軍優位に傾く可能性もある。


 国営通信によると、政府軍は16日にヤブルード全域を制圧し、反体制派の戦闘員や武器の捜索を行っている。政府軍総司令部は「(反体制派への)補給路を断ち、致命的な打撃を与えた」との声明を発表した。ヤブルード郊外を拠点にする反体制派活動家は16日、毎日新聞の電話取材に「大部分は政権側に制圧されたが、近郊での戦闘は続いている」と答えた。


 政府軍は昨年春以降、レバノンイスラムシーア派武装組織ヒズボラの支援を受けて、西部山岳地帯で攻勢を強めた。6月にクサイル、12月にナブクと要衝を次々と制圧し、ヤブルードにも空爆などで激しい攻撃を続けていた。反体制派によると、政権側にはヒズボラのほか、イラクシーア派民兵も加わっていたという。