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米副長官 中国との協力関係を強調　NHKニュース

バーンズ国務副長官は講演で、ウクライナ情勢について触れ、「アジアの国々は、ヨーロッパで起きていることがアジアにどう影響するのか見極めようとしている。アメリカは、アジアに長期的に関与していく姿勢を明確に示さなくてはならない」と述べ、今月下旬に予定されているオバマ大統領の日本など東アジア歴訪でも、アジア重視の姿勢を改めて打ち出す考えを強調しました。
また、地域の安定を脅かす要因として、北朝鮮の核・ミサイル開発に加え、東シナ海と南シナ海での中国の海洋進出の動きを挙げ、「これは単に海に浮かぶ小さな岩や島の問題でなく、関係国が争いを力によって解決するのか、ルールに基づいて解決するのかを示すものだ」と述べ、軍事力を背景にした挑発的な行為をけん制しました。そのうえで、バーンズ副長官は、「今世紀、米中関係ほど、世界に大きな影響を与える二国間関係はない」と述べ、アメリカが世界の安定のために中国との衝突を避け、協力的なパートナーシップを構築することが重要だと強調しました。