ＩＭＦのラガルド専務理事は、ウクライナへの支援が焦点となるＧ２０の会合などがワシントンで開かれるのに合わせて会見しました。
ＩＭＦは、ウクライナが財政破綻に陥る事態を回避するための国際的な支援策の中心を担い、１４０億ドルから１８０億ドルの融資枠を設けることで事務レベルで合意し詰めの調整を行っています。
ラガルド専務理事は会見で「われわれの計画は、ウクライナ財政を立て直して資金繰りをつけ、経済運営を支援する内容で、今月下旬か来月初めには支援策がＩＭＦの理事会に提出されると思っている」と述べ、ウクライナ向けの融資を早ければ今月下旬にも決定する意向を明らかにし、支援に強い意欲を示しました。
一方、世界銀行のキム総裁は、欧米諸国とロシアが資産凍結などの制裁を行い対立を深めていることに関連し、「危機が長引き、影響が大きくなればロシア経済は１．８％のマイナス成長となり、深刻な事態となる。平和的な解決を求めたい」と述べ、事態の鎮静化を強く求めました。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140410#1397127381
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140410#1397127385
