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ＩＭＦ、対ウクライナ融資実施可能＝欧州局長 | Reuters

国際通貨基金（ＩＭＦ）のレザ・モガダム欧州局長は１１日、ウクライナの債務は持続可能な水準にあるため、ＩＭＦは同国に対する融資を実施することができるとの見方を示した。

ワシントンで開かれているＩＭＦ・世界銀行春季総会に出席している同局長は記者会見で、ウクライナの対外債務は政変とロシアとの関係悪化による影響を受けたが、債務水準は国内総生産（ＧＤＰ）の３０％近辺にしか達していないと指摘。「ウクライナの債務は持続可能だ」と述べた。

同局長はウクライナの２０１４年と２０１５年の債務の対ＧＤＰ比率は５０％近辺になると予想。「持続不可能な水準になると予想することは難しい。ＩＭＦは融資を実施することができる」と述べた。

ウクライナは向こう２年間で２７０億ドルの資金が必要になるとされているが、ＩＭＦはすでに資金拠出を確約。ＩＭＦの具体的な拠出額は、欧州連合（ＥＵ）など他の機関がどの程度負担するかにより決まる。