【日銀さくらリポート】回復基調つづくが増税で足踏み １地域のみ判断引き上げ - MSN産経ニュース
日銀 ８地域の景気判断据え置く NHKニュース
日銀は３か月ごとに支店長会議を開き、「地域経済報告」として全国９つの地域の経済の現状を発表しています。
１７日の最新の報告によりますと、▽「個人消費」は自動車や家電製品のほか、一部の高額品に、消費増税に伴う駆け込み需要の反動減がみられるものの、底堅く推移しているとして８つの地域で判断を据え置いたほか、「九州・沖縄」は上向きに修正しました。
一方で▽「住宅投資」は、駆け込み需要の反動がみられるなどとして、５つの地域で判断を下方修正しました。
ただ、▽「企業の生産活動」は、海外需要の持ち直しで、自動車などの生産が増えているなどとして、４つの地域で判断を上向きに修正したほか、▽「雇用情勢」は４つの地域で、▽「所得」は５つの地域でそれぞれ判断を上向きに修正しました。
こうしたこと踏まえて前回、ことし１月の報告ですべての地域の景気判断に「回復」という表現を盛り込んだ各地域の全体の景気判断については、今回、８つの地域で判断を据え置いたほか、「北陸」は上向きに修正しました。
景気の先行きについて、日銀は、消費税増税の影響を受けてはいるが、基調としては緩やかな回復を続けていく見通しだとしています。
