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フアン・カルロス国王1世退位へ スペイン NHKニュース

スペインのラホイ首相は2日、緊急記者会見を開き、フアン・カルロス国王1世(76)から退位する意向を示されたことを明らかにしました。
退位の理由については、国王がみずから国民に説明する予定だということで、今後、フェリペ皇太子が新しい国王に即位する手続きが進められます。

スペイン国王退位発表 「世代交代必要」 NHKニュース

スペイン国王のフアン・カルロス1世は2日、国民向けにテレビ演説をし、「新たな時代の要請に応えて決意を持って変革を進めるためには世代交代が必要だ」と述べ、退位することを決めたと明らかにしました。
そして、息子のフェリペ皇太子に王位を譲る考えを示したうえで、「フェリペ皇太子には希望のある新たな時代を作り上げるための責任感がある」と述べて、国民からの支持を呼びかけました。
フアン・カルロス1世は、1938年に亡命先だったイタリアのローマで生まれ、1975年、独裁政治を続けてきたフランコ総統が死去したのを受けて国王に即位しました。
そして、民主的な選挙を実施して新しい憲法の承認を行うなど、スペインの民主化を進め、国民の間で高い人気を保ってきました。
しかし、おととしには、財政危機で国中が節約に取り組んでいるさなかに、多額の費用をかけてアフリカ南部に象狩りに行っていたことが発覚して厳しい批判にさらされ、異例の謝罪に追い込まれました。
また、ここ数年は、股関節の手術などで入退院を繰り返し、公式行事もフェリペ皇太子が代わりに出席するケースが増えていて、世論調査ではフェリペ皇太子に王位を譲るべきだという意見が増えていました。