試合はワールドカップを控えた日本の最後の強化試合として行われました。
ザンビアは日本が初戦で対戦する同じアフリカのコートジボワールを想定した相手で、世界ランキングは日本の46位より下の76位です。
日本は前半、ザンビアの高い運動能力とスピードを生かした攻めに対応できず、9分と29分に立て続けに失点し、2点を追う展開となりました。
その後、日本は前半40分に本田圭佑選手がペナルティーキックを決めて1点を返し、1対2とリードされて前半を折り返しました。
後半は疲れが出たザンビアを日本が攻めて、29分に香川真司選手のゴールで同点に追いつき、30分に本田選手のゴールで3対2と逆転しました。
終了間際にザンビアに同点とされましたが、アディショナルタイムの大久保嘉人選手のゴールで4対3で競り勝ちました。
日本は去年11月のベルギー戦以降、ワールドカップ前の国際試合を5連勝で締めくくり、7日、開催国ブラジルに向かいます。
ザッケローニ監督は試合後のインタビューで、ザンビアに先制された場面を挙げ「内容には満足していない。序盤に試合の流れを読めなかった」と厳しく評価しました。
また大会に向けてザッケローニ監督は「本番では、きょうのような流れにならないように気をつけなくてはいけない。初戦まで時間があるのでベストで臨めるよう準備したい」と述べました。