エジプトの仲介による停戦に向けた動きが不調に終わったことを受け、イスラエル軍は16日、イスラム原理主義組織ハマスのガザ地区の施設に対し空爆を行ったほか、海から艦船を使い攻撃しました。一連の作戦による死者は200人を超えたほか、ガザ北部などから避難した住民は2万人に上り、衛生環境の悪化で健康への影響も深刻化しています。
こうしたなか、イスラエル軍は、国連の求めに応じる形で、現地時間17日午前10時から5時間、攻撃を停止すると発表し、ハマスもこれに応じる考えを明らかにしました。
これは、避難している人々が生活に必要なものを自宅に取りに戻れるようにするための人道的な措置だということです。
ただイスラエル軍は、この時間内にもガザからの攻撃があれば反撃するとしており、今回の攻撃停止が、停戦に向けた協議につながるかどうかは不透明な情勢です。