労働参加率は低下へ、労働力拡大見込まず=セントルイス連銀総裁 | Reuters
米セントルイス地区連銀のブラード総裁は17日、労働参加率は今後も低下が予想されるとし、政府は多くの人が労働力として戻ることを期待すべきではないとの考えを示した。講演原稿で述べた。
総労働時間に関する指数は危機前の水準に完全に回復したとしている。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は経済には多くの緩みが残っており、景気回復に伴い、求職を断念した人々が労働力として戻るとの考えを示しており、ブラード総裁の発言は議長の考えに否定的な見方を示した格好だ。
ブラード総裁はまた、FRBは想定よりも早期の利上げが必要な可能性があるとの見方をあらためて示した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は、マクロ経済目標の達成に近い状況にあるが、金融政策は依然正常から程遠いと指摘。
「このミスマッチは現時点でマクロ経済問題を招いていないが、景気拡大が続くのに伴い、数年先には問題を引き起こす可能性がある」とした。
米インフレ、伸び拡大の様相=セントルイス連銀総裁 | Reuters
これまで低水準にとどまっていた米国のインフレの伸びが、ここにきて再び拡大しているもようだとの見方を示した。
米債券市場のバブルを懸念=セントルイス地区連銀総裁 | Reuters
米国債市場でバブルが形成されているかとの質問に対し、「国債利回りは非常に低くなっている」とし、「この点について若干懸念している。10年債利回りが1.6%にあった時は特に低いと感じた」と述べた。