大阪府警が2008〜12年に刑法犯の認知件数を過少報告した問題で、08年2月から11年10月まで大阪府知事だった大阪市の橋下徹市長は31日の記者会見で「当時の府のトップとしておわびをしないといけない」と陳謝した。
大阪府は街頭犯罪発生全国ワースト1の返上を目指してきた。この目標が現場に重圧だったとの指摘もあり、橋下市長は「僕自身がプレッシャーをかけた。あれぐらい言わないと府警は動かない」と述べる一方で「警察が府民をだますのはあってはならず、組織管理をしてもらいたい」と注文を付けた。
大阪府の松井一郎知事は記者団に「僕も含めて上層部はプレッシャーのつもりで言っているわけではない。プレッシャーに負けないような精神力を付けてもらいたい」と述べた。