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ロシアの侵攻リスク「現実」と米、NATOとポーランドに同調 - Bloomberg

ヘーゲル米国防長官は6日ドイツで記者団に対し、ロシアによるウクライナ侵攻の脅威は「現実」だと語った。同日にはNATOもロシアが人道支援や平和維持活動という「名目」でウクライナに侵攻するリスクがあるとの見解を示した。ポーランドのトゥスク首相も同日、ロシアのウクライナ侵攻リスクがここ数日で高まったと警鐘を鳴らした。


ヘーゲル長官はロシアがウクライナに侵攻するリスクについて、「もちろん現実だ。こうした軍の増強、部隊や訓練の質の高さ、国境に配備された大型軍事機器を見れば、もちろんそれは現実であり、それは起こり得ることだ」と語った。

一方、ロシアのインタファクス通信は、兵力増強に関する米国とNATOの発表は「虚報」に当たるものだと、国防省のコナシェンコフ報道官を引用して報じた。

NATOのルンゲスク報道官は電子メールで、「ロシアが何を考えているかを推量するつもりはないが、ロシアが地上で何をしているかは見える。見えているのは大きな懸念を呼ぶ状況だ」とし、ウクライナ国境付近の「ロシア軍の最新の兵力増強は状況を深刻化させ、危機の外交的解決に向けた取り組みを阻害する。これは危険な状態だ」と指摘した。


NATO加盟国でウクライナと国境を接するポーランドは、ウクライナ問題への危機感が強い。シコルスキ外相は5日、ロシアが侵攻する場合、平和維持活動を装うだろうと述べていた。ロシアは同日、ウクライナ東部への人道支援を呼び掛けている。ロシア外務省はウェブサイトで、同地区が「大惨事」の瀬戸際にあると訴えた。


これに対しウクライナは、ロシアが紛争終結に協力しないことを批判。ロシアによる人道支援の提案は「愚弄(ぐろう)」だと国家安全保障・国防会議の報道官、アンドリー・リシェンコ氏は6日の記者会見で述べた。


また、ウクライナ大統領府のズブコ第1副首席補佐官は記者団に対し、ロシアが平和維持部隊を送り込めば「直接の侵攻」と見なすと言明した。


ロシア軍は国境付近に4万5000人の部隊を展開、戦車160台、戦闘機192機などを配備しているとウクライナ政府はみている。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140805#1407235284