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米政府、イラクのクルド人部隊に直接武器供与＝米政府筋 | Reuters

米政府筋は１１日、米政府がイラクでスンニ派過激組織と激しい交戦を続けているクルド人治安部隊「ペシュメルガ」に直接武器を供与していると述べた。

クルド側に武器を供与しているのは米中央情報局（ＣＩＡ）。だが、近く米国防総省が行う可能性があるという。いつから供与が行われているかや、供与している武器の種類は明らかにしなかった。

首都バクダッドのイラク政府からもＡＫ─４７銃や弾薬などがイラク北部のクルド人自治区のアルビルに輸送されたとしている。

かねてよりクルド側は、イラク中央政府が約束した武器や金融支援を実行していないと主張していた。しかしこれまで米政府は、米国の武器はすべて中央政府を介するべきとの立場をとり続けていた。

米国防総省の高官は、クルド側が必要とする武器・弾薬を米国が提供していることを認めたものの、国防総省は提供していないと述べた。複数の当局者は、国防総省は、クルドに対する軍事支援をどのように拡大するかについて協議しており、近く直接武器を供与する決定を承認する可能性があると述べている。