海上輸送中の大量の貨物を返送へ、ロシア禁輸措置で=マースク | Reuters
デンマークの海運大手APモラー・マースク 傘下のマースクラインは、ロシアの欧米産食品に対する輸入禁止措置発動を受けて、海上輸送中の「かなりの」量の農産物が荷主に返送される必要があると明らかにした。荷主への定期ニュースレターで伝えた。
ただ、マースクラインは禁輸措置に影響を受けている船の数や貨物の量を特定していない。
ロシアはウクライナ情勢をめぐる欧米の対ロ制裁の報復として禁輸措置を今月発動。
ニュースレターでは「マースクラインの顧客はこのような制裁に対する準備ができておらず、即時発効となったため、海上のかなりの量の貨物が返送される必要がある」としている。広報担当者によると、同社は返送の費用を負担する責任はない。