FRB、労働市場の一部の問題にとらわれ過ぎ=フィラデルフィア連銀総裁 | Reuters
プロッサー総裁は当地でロイターに対し、金融政策の引き締めは遅過ぎるよりは早過ぎる方が良いとも強調。利上げに向け、FRBはまず、パートタイム就業者などの労働市場における一部の問題をすべて解決することはできないという事実を認識する必要があると語った。
総裁は「FRBは雇用問題に焦点を絞るあまり、非常に困難な問題にがんじがらめになってしまっている」とし、「金融政策を用いて、経済的要因によるパートタイム就業者の数を減らすことができると論じている文献も理論も存在しない」と語った。
利上げ時期については「ぎりぎりまで待ち、悪い結果を得るよりは、早期の利上げに踏み切り、緩やなペースで進めていくことを支持する」と述べた。
また、FRB当局者が出口戦略に関し、市場にどの程度の詳細を伝達していくかについて討議していることを明らかにし、「今後1、2回の会合で合意に達することができるよう注力している」と述べた。