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ECB総裁、量的緩和に近づいていると示唆-デフレリスク増大 - Bloomberg

ドラギ総裁は22日、米カンザスシティー連銀がワイオミング州ジャクソンホールで主催したシンポジウムで講演し、投資家のインフレ期待が「大幅な低下を示した」と指摘。今週発表の8月のユーロ圏のインフレ率は、2009年以来の低水準になる見通しだ。


同総裁の発言を受け、ECBが日本型デフレを阻止するため、ついに長く回避していた金融刺激策の方向に向かうとの観測が高まりそうだ。ドラギ総裁は以前、中期的なインフレ見通しが悪化した場合は、ECBが幅広い資産を購入する理由になると発言していた。


ブルームバーグ・ニュースが調査した市場予想 の中央値によると、今月29日発表の8月のユーロ圏インフレ率は0.3%と、ECBが目標とする2%弱を大きく下回る見通しだ。


ドラギ総裁がジャクソンホールの講演で言及したのは、同総裁がインフレ期待の指標として注目する5年物インフレスワップ金利ブルームバーグのデータによれば、5年物インフレスワップ金利は今月、11年10月以来初めて2%を下回った。


インフレ期待をめぐる発言は、講演原稿から省かれた後、ドラギ総裁がアドリブで付け加えた。原稿ではまた「政策スタンスをさらに調整する用意はできている」と指摘している。

Draghi Pushes ECB Closer to QE as Deflation Risks Rise - Bloomberg