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ドラギ総裁:ECBの債券購入は予想以上にうまく機能 - Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、同中銀の量的緩和(QE)が予想以上にうまく機能していると述べた。同時に、中銀が目指す水準にインフレを押し上げるには想定していたよりも時間がかかるとの認識も明らかにした。


同総裁は10日付のギリシャ紙、カティメリニに掲載されたインタビューで、「QEはわれわれの当初の期待を満たしたばかりか期待以上に機能している」と語った。一方、「2%に十分に近いとわれわれが感じる水準付近にインフレ率が戻り、そこで安定するには以前に考えていたよりも幾分時間がかかるだろうと現時点では思われる」とも述べた。


ドラギ総裁は借り入れコストの低下と与信の拡大、中小企業が融資を受けやすくなったことをQEが奏功している兆候として挙げた。ただ、インフレ率が3月以来のマイナスに陥り新興市場の減速がリスク要因となる中で、必要なら資産購入プログラムを拡大する用意があると総裁はかねて表明している。


インタビューでギリシャについては、「債務救済の要素」と救済プログラムの条件である改革の断行、その両方が必要だと指摘した。

Draghi Says ECB's Bond-Buying Plan Working Better Than Expected - Bloomberg Business
ドラギ総裁:必要なら手段を駆使、資産購入も調整へ−IMF総会で - Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、ユーロ圏経済には約1兆ユーロ(約137兆円)の下支えがあることを世界に思い出させた。


金融政策引き締めの方向にあるものの新興市場の減速で二の足を踏んでいる一部の主要中銀と異なり、ECBには1兆1000億ユーロ規模の資産購入プログラムのうち、まだ7000億ユーロが残っている。ECB当局者らは現時点ではプログラムを現状のまま進める方針であるものの、必要ならば拡大する用意があると重ねて発言している。


ユーロ圏経済は1−3月の0.5%成長に続き4−6月は0.4%成長と、緩やかながらも安定して拡大してきた。一方で9月のインフレ率はマイナスとなり、ドラギ総裁は3月に開始した量的緩和(QE)が効果を上げていないとの印象を打ち消す必要に迫られた。


国際通貨基金IMF)がペルーのリマで開いた年次総会に参加した総裁は9日の記者会見で、「多数の困難が世界の成長に影響する中でも、ユーロ圏経済には耐久性がある兆候が幾つか見られる」と語った。


中国に関しては同国の当局者が年率6%超の成長は可能と説明したことで「安心した」と、ドラギ総裁は発言。「この2日間にIMF中国当局から、バランスがとれ総じて安心できる説明を聞くことができた」と語った。その上で、より大きなリスクが顕在化した場合、ECBは「妥当と判断すれば責務の範囲内で利用可能なあらゆ手段を駆使する用意があり、特に資産購入プログラムの規模、構成、期間を調整することが可能だ」とIMFの代表団に伝えた。

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