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錦織が決勝進出 日本選手初の快挙 NHKニュース

世界ランキング11位の錦織選手は、四大大会の男子シングルスで日本選手として81年ぶりにベスト4に勝ち上がり、準決勝は5年連続の決勝進出を目指したジョコビッチ選手との顔合わせになりました。
錦織選手は、立ち上がりで相手のサーブが甘くなったころを攻め、第1セットを6−4で取りましたが、第2セットは1−6で落としました。第3セットは錦織選手が正確なショットで粘り強く攻め、タイブレークの末、7−6で取ってセットカウント2対1とリードしました。そして、第4セットは錦織選手が勝負どころでのサービスエースとコートの両サイドを突く正確なショットでジョコビッチ選手との打ち合いを制して6−3で取り、セットカウント3対1で決勝進出を果たしました。
四大大会のシングルスで日本選手が決勝に進むのは男女を通じて初めての快挙です。

錦織選手は日本時間の9日の早朝に予定されている決勝で、初優勝をかけて、世界ランキング16位でクロアチアのマリン・シリッチ選手と対戦することになりました。
シリッチ選手は準決勝で、世界ランキング3位、スイスのロジャー・フェデラー選手にセットカウント3対0でストレート勝ちしました。

錦織選手は、最新の世界ランキングが11位で、この大会は第10シードでした。8月4日に右足親指の付け根にできたうみを取り除く手術を受け、大会の数日前にようやく本格的な練習を再開するなど、コンディションに不安を残す、万全とはいえない状態で大会に入りました。
しかし、1回戦で世界ランキング176位の選手にストレートで勝ち、2回戦、3回戦もランキング下位の選手を難なく退け、手術の影響を感じさせない戦いで順調に勝ち上がりました。4回戦はカナダの世界ランキング6位、ミロス・ラオニッチ選手と今大会初めてランキング上位の選手との対戦になりました。錦織選手は高速サーブのラオニッチ選手に鋭いリターンと正確なストロークで対抗し、4時間を超えるフルセットの末、セットカウント3対2で競り勝ち、ベスト8に進みました。
準々決勝では、スイスの世界ランキング4位、スタニスラス・バブリンカ選手の強打のバックハンドに打ち負けず、2試合続いた4時間を超える接戦にセットカウント3対2で競り勝ち、日本選手として四大大会で81年ぶりとなるベスト4進出を果たしました。そして、準決勝ではセルビアの世界ランキング1位、ノバク・ジョコビッチ選手にセットカウント3対1で勝って世界のトップ10の選手を3人続けて破り、四大大会のシングルスで日本選手で初めての決勝進出を果たしました。

錦織が会見 「気持ちを準備し決勝へ」 NHKニュース

錦織選手は試合後に行われた記者会見で「出だしから自分のテニスをすると心がけて試合に入りました。準決勝だからといって舞い上がることなく試合に入ることができてしっかりと戦えました。リードしたときも追いつかれると思って気持ちで焦らないように、あえて逆境になることを考えながらプレーしました」と試合中の心境を説明しました。そして、試合を振り返って、「準々決勝まで2試合続けて5セットを戦った疲れはありましたが、ジョコビッチ選手のほうが疲れているようだった。体力的に強くなっていると改めて実感しました」と述べました。
決勝は2日後の日本時間9日の朝早く予定されていますが、相手のシリッチ選手については、「サーブがよく、最近は展開の早いスタイルに変えてきている。しっかりとしたディフェンスが必要だと思います」と述べました。決勝に向けては、「強い選手も倒して、いいテニスができています。四大大会の決勝は初めてなので緊張もあると思うが、しっかりと気持ちの準備をして臨みたい」と意気込みを示しました。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140805#1407235311