で、雰囲気としてお子さんもいらっしゃって、母親の顔というのを前面に出して、最初就任の会見のときには、「やっぱり母親である私としては、みんなが原発心配だっていうのも本当に分かりますよ」というようなことを言ってたんで少し雰囲気が変わるのかな・・・・・・なんて騙されかかった人もいるんですけど。
この小渕さんというのははっきり言って、私から見ると何も考えてないな、というふうにしか見えないんですよね。自分の考えで新しい政策を出すのかなと思ったら、そういう感じはまったくなくて、事務方が書いたものを読み上げるばっかり。
母親、あるいは女性というのを演じながら、「でもその私がいろいろ悩んだ結果、日本のためにはやっぱり原発を動かさなくちゃいけないんです」という、そういう今原発に反対してる女性が非常に多いので、そういう女性の中の何割かでも、「やっぱりお母さんである小渕さんがいろいろ考えてそう言うんだったら、しょうがないのかな」という人たちを少しでもつくりたいという安倍さんの思惑なんですね。女性を重要な閣僚として、切り札的な小渕さんをここに置いたというのは何かというと、もうそれ以外、何もないだろうなと。