PIMCO手数料値下げでもコンサルタントは委託先変更助言 - Bloomberg
米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は共同創業者のビル・グロース氏の突然の退社後、顧客に請求する手数料の引き下げを提案した。
しかし、手数料引き下げ提案はコンサルティング会社を納得させることはできなかった。コンサルティング会社ワーツ・アンド・アソシエーツは10月6日付文書で、グロース氏の9月26日の退社で不透明感が増したことを理由に米カリフォルニア州サンルイオビスポ郡の年金信託などの顧客に対しPIMCOを同戦略の運用者から外すよう助言した。PIMCOはその後、同社を引き続き選択する顧客には向こう1年間の料金体系を引き下げる案を提示した。同年金の評議会の10月27日付文書で明らかになった。
それでもワーツはサンルイオビスポ郡年金信託に対し、「コアプラス」戦略でPIMCOに委託した2億900万ドル(約334億円)について新たな運用者を探すよう推奨した。ワーツのシニアコンサルタント、スコット・ウェレン氏の先週の文書で分かった。ワーツが助言する機関の運用資産総額は760億ドル強。PIMCOの主力ファンド「PIMCOトータル・リターン」は先月、投資家の資産配分見直しや競合ファンドへの資金シフトを受け、275億ドルの資金流出を記録していた。
Pimco Fee Cut Failed to Stop Consultant Advice to Switch - Bloomberg
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141105#1415184051