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『工芸青花』創刊インタビュー 菅野康晴(新潮社『工芸青花』編集長)1/8「これだけ本が余っている時代に、今までは屋上屋を架すようなことをしていた。」 - DOTPLACE

売上を伸ばす即効薬は、新刊で、増刷をかさねるようなヒット作を出すしかないとそのときは思っていたし、そうした考えはおそらく出版界のセオリーでもあると思います。

『工芸青花』創刊インタビュー 菅野康晴(新潮社『工芸青花』編集長)2/8「この身軽かつ心細い“個人商店”の感覚。」 - DOTPLACE

単行本で大きな利益を出すにはそうした博打のようなやりかたが結局は手っとり早いと言われていたし、数字を見ていると確かにそうかもしれないと頷けることもありました。とはいえそれも、これまでの話で、これからは別のやりかた、もっと地味なやりかたをせざるをえないのではないかと、数字の推移を見ていて考えるようになりました。

まず考えたのは、基本的には全部自分たちでやるようにしようということです。

この身軽かつ心細い感覚が、じつはとても大事なのではと思うようになりました。

一気には広がらなくても、少しずつ、コツコツと売ってゆけば、そうやって関心をもってくれる人と知りあってゆけば、何とかなるのではと思いました。そうした考えも、個人作家や個人商店の人たちの姿勢から学んだことです。

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