この中で岸田外務大臣は、過激派組織IS=イスラミックステートによる日本人殺害事件に対し、パレスチナ暫定自治政府から強い連帯の意向が示されたことに感謝の気持ちを伝え、マリキ外相は「今回のテロ行為は国際社会に対する挑戦であり、日本と共に戦っていきたい」と応じました。
そして岸田大臣は、中断したままになっているイスラエルとパレスチナとの和平交渉について、「双方が信頼関係を再構築し、交渉再開に向けて柔軟に対応してほしい」と述べたのに対し、マリキ外相は、早期の和平実現に向けて、引き続き日本と協力していきたいという考えを示しました。
また、岸田大臣は去年、イスラエルとイスラム原理主義組織「ハマス」の戦闘によって大きな被害が出たガザ地区の復興などのために、日本として1億ドルの支援を行うことを改めて説明しました。