https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ウクライナ東部の要衝で戦闘激化、揺らぐ停戦合意 | Reuters

ウクライナ東部のデバリツェボでは、停戦発効後も政府軍と親ロシア派武装勢力の間で戦闘が続いている。こうした状況を受け、政府も重火器を撤去できないと主張しており、停戦合意の履行が早くもあやぶまれている。

デバリツェボは親ロ派が支配する2つの地域に挟まれた交通の要衝。15日の停戦発効後、東部の他の多くの地域で戦闘が沈静化したものの、1月以降親ロ派が勢力を拡大してきたデバリツェボでは、同勢力が停戦の履行を拒否。ウクライナ軍を包囲している。


親ロ派のある戦闘員は「ここには停戦はない。デバリツェボはわれわれの領土だ」と話し、戦闘は政府軍に責任があると指摘した。

親ロ派幹部のエドゥアルド・バスリン氏は、ウクライナ軍が過去24時間に27回停戦に違反したと述べた。


一方、ウクライナ政府軍は停戦発効後に東部で軍が100回以上攻撃され、兵士5人が死亡したと明らかにした。このような状況では重火器は撤去できないと主張している。


親ロ派指導者デニス・プシリン氏も「相互に装備を撤去する」ことにのみ応じる用意があると表明した。


親ロ派はウクライナ軍が武器を手放せば、デバリツェボから安全に退去できるようにするとしているが、政府軍報道官はこれを拒否。「ミンスク合意に基づき、デバリツェボはわれわれの地だ。退去はしない」と述べた。

ウクライナ 戦闘続き重火器の撤収も不透明 NHKニュース

ウクライナ政府と親ロシア派は、停戦合意に従って、15日にそれぞれ戦闘を停止する命令を出し、16日中には停戦ラインから重火器の撤収を始めることになっています。
しかし、交通の要衝デバリツェボ周辺では、親ロシア派が数千人とされる政府軍の兵士を包囲して撤退を迫り、これを拒否する政府軍との間で戦闘が続いています。
こうした状況を受けて、政府軍側は「重火器の撤収は、親ロシア派による戦闘の停止が条件だ」として、完全に戦闘が停止しなければ重火器の撤収には応じない姿勢を示しました。
一方、親ロシア派の代表も、「重火器の撤収は、政府軍と同時に行う」と述べ、政府軍が16日中に撤収を開始しなければ、親ロシア派もこれに応じないとしています。
ウクライナ東部の戦闘では、重火器を使った砲撃によって住宅や病院などが破壊され、住民に多くの犠牲者が出たことから、停戦の実現には重火器の撤収が不可欠ですが、デバリツェボでの戦闘が続くなか、重火器の撤収も進まないのではないかとの見方が出ています。