2015-03-08 ■ 言葉 哲学 言葉 哲学 井上ひさしbot 物語の基本的要素は「謎」である。逆に言うなら、謎の提起とその解明、これこそが物語の正体なのだ。 井上ひさしbot 書物を読むという行為は、言葉から入って、文章を仲立ちに、書き手の心の生活にたどりつくことだ。書き手の心の生活に訪れた感動だの発見だのをつきとめることだ。 井上ひさしbot わたしたちは道元や親鸞よりはるかにたくさんの本を読んでいるはずだが、彼らより考えが深いとはとても言えぬ。読書量の多寡は人間の質とはあまり関係がないのである。