生中継されたのはアメリカの資産家、ポール・アレン氏の探査チームが行っているフィリピンのシブヤン海での調査の様子で、無人探査機が撮影した戦艦「武蔵」とされる船の姿が公開されました。
生中継では探査チームが解説を行い、アメリカ軍の魚雷による攻撃を受けたとされる艦首の傷ついた部分や巨大なプロペラを回すためのシャフトが曲がっている様子など、船体の各所が次々と映し出されました。
生中継の間はインターネットを通じて質問も受け付けられ、「爆発するものが残っているおそれはあるのか」という問いに対し、探査チームは「まだ不安定なものが残っているとみている」との見解を示しました。
ポール・アレン氏はアメリカのIT企業、マイクロソフトの共同創業者で、太平洋戦争末期の昭和19年10月にアメリカ軍によって撃沈された、当時世界最大級の戦艦「武蔵」を8年前から探していたとしています。これまで、「武蔵」とされる船の画像や映像は、たびたび公開されてきましたが、船の各所が撮影され全体が明らかになったのは初めてで、専門家による分析で新たな事実が浮かび上がるのか、注目されています。
アメリカの資産家のポール・アレン氏が率いる探査チームは、日本時間の13日フィリピンのシブヤン海の海底で発見された戦艦「武蔵」とされる船を無人の探査機で撮影してインターネット上で生中継しました。生中継では、深さおよそ1000メートルの海底に沈んでいる船体の各所が、2時間以上にわたって映し出され、探査チームは、「武蔵」の特徴とされる巨大なスクリューや「いかり」、それに菊の紋章があったとされる艦首などを公開しました。
口径が46センチの当時、世界最大の主砲が設置されていたとみられる船体にある大きな空洞も映し出され、日米の複数の専門家は、発見された船はその特徴的な構造などから「武蔵」だと決定づけられたとしています。
「武蔵」は、旧日本海軍が建造した当時、世界最大級の戦艦で、太平洋戦争末期の昭和19年10月にフィリピンのレイテ湾に向かう途中にアメリカ軍によって撃沈され、長く行方が分からないままとなっていました。
アレン氏は、アメリカのIT企業マイクロソフトの共同創業者で8年前から「武蔵」を探していたということで、今後は、日本とフィリピンの両政府と協力して調査を進めたいという意向を示しています。
アメリカの資産家のポール・アレン氏が率いる探査チームは、日本時間の13日フィリピンのシブヤン海の海底で発見された戦艦「武蔵」とされる船を無人の探査機で撮影してインターネット上で生中継しました。生中継では、深さおよそ1000メートルの海底に沈んでいる船体の各所が、2時間以上にわたって映し出され、探査チームは、「武蔵」の特徴とされる巨大なスクリューや「いかり」、それに菊の紋章があったとされる艦首などを公開しました。
口径が46センチの当時、世界最大の主砲が設置されていたとみられる船体にある大きな空洞も映し出され、日米の複数の専門家は、発見された船はその特徴的な構造などから「武蔵」だと決定づけられたとしています。
「武蔵」は、旧日本海軍が建造した当時、世界最大級の戦艦で、太平洋戦争末期の昭和19年10月にフィリピンのレイテ湾に向かう途中にアメリカ軍によって撃沈され、長く行方が分からないままとなっていました。
アレン氏は、アメリカのIT企業マイクロソフトの共同創業者で8年前から「武蔵」を探していたということで、今後は、日本とフィリピンの両政府と協力して調査を進めたいという意向を示しています。