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宮内庁 河相侍従長が新任の抱負 NHKニュース

退任した川島裕氏に代わって、1日に侍従長に就任した河相氏は「新しい経験を積みながら勉強をしていかなくてはいけないというのが正直な気持ちです。力足らずかもしれませんけども、全力で両陛下をお支えしていくという気持ちは誰にも負けません」と述べました。
80代と高齢の両陛下の公務の在り方について尋ねられると、「両陛下の公務に対する強いお気持ちと、両陛下の健康に留意した対応という中で、どうバランスを取っていくのかということは、両陛下にもおはかりしながら、宮内庁全体として考えていく必要がある」と話しました。
そして、宮内庁での仕事について、「伝統を重んじ大切にしていくためには、今までと同じでいいということではない。常にそれをよりよくしていくということを心がけていかなくてはいけない」と述べました。
一方、8年近くにわたって両陛下を補佐してきた川島前侍従長は「天皇陛下が、常に、象徴天皇は何をなすべきかと考え、心を込めて皇后さまと一緒に務められてきた様子を間近に見てきて、仕事をすることのやりがいや、本当にありがたいと感じているうちに、8年近い時間がたったなという気がしています」と述べました。
そして、両陛下が被災地へのお見舞いを続けられていることを挙げ、「象徴天皇の在り方というのは、一生懸命なさっていることの積み重ねでおのずから定義付けがなされるのだろうと思う。それはまさに、気の毒な人たちがいるといてもたってもいられないというお人柄からくるものだろう」と話しました。
さらに、戦後70年を踏まえ、川島氏は「だんだん戦後というものの実感が薄れているなか、両陛下は、戦後ここまで来た日本を常に当事者意識を持って眺めてこられた方で、それがおことばなどいろいろなことから感じられた」と述べました。