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降伏70年 独首相「歴史に終止符ない」 NHKニュース

ドイツ政府は2日、第2次世界大戦でナチス・ドイツが降伏し、終戦を迎えてから今月8日で70年になるのを前に、メルケル首相とドイツの歴史家との対話の動画をインターネット上で公開しました。
この中でメルケル首相はドイツ国内の一部でユダヤ人に対する反感が高まり、暴力行為への懸念が強まっていることを非難し、「思想や外見が異なる人間が、人種差別や過激派の危険にさらされるのは正常ではない」と指摘しました。
そのうえで、ナチスによるホロコーストなどを念頭に、「われわれドイツ人はナチスの時代に引き起こしたことに対し、注意深く、敏感に対処するという大きな責任を負っている。歴史に終止符はない」と述べ、歴史問題に正面から向き合い、対処していく考えを示しました。
一方、メルケル首相はナチスが占領した際の損害賠償の請求を検討しているギリシャなどとの関係が悪化していることについて、「われわれが過ちを繰り返して、未来の世代が身動きが取れなくなってしまわないよう注意しなければならない」と述べ、対話を通じて関係の改善を目指す姿勢を強調しました。