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NPT合意文書 「広島・長崎」の文言変更で調整 NHKニュース

NPT=核拡散防止条約の再検討会議で、議長による合意文書の草案が示され、日本が提案していた「世界の指導者に広島・長崎への訪問を呼びかける」とする文言に代わって、「第2次世界大戦の終結から70年にあたり、核兵器の被害を受けた人々や地域と交流し経験を共有することで、核軍縮の必要性を伝えていく」とする文言が盛り込まれました。外交筋によりますと、日本と中国の双方はこの表現で合意する方向で最終的な調整が行われているということです。

NPT合意文書草案 「広島・長崎」盛り込まれず NHKニュース

NPTの再検討会議では、会期末を22日に控え、事実上の交渉期限となる21日朝、議長による合意文書の草案の一部が、初めて各国に示されました。
草案には当初、日本が提案した「核兵器の非人道性を伝えるため、世界の指導者に広島・長崎への訪問を呼びかける」という文言が盛り込まれましたが、中国が「日本は戦争の被害者という立場を強調している」などと反対したため削除され、結局、元には戻されませんでした。
一方で、日本と中国が、1週間余りにわたって双方が受け入れられる文言を探った結果、「第2次世界大戦の終結から70年に当たり、指導者たちが核兵器の被害を受けた人々や地域と交流し経験を共有することで、核軍縮の必要性を伝えていく」という、広島・長崎への直接的な言及を避けた文言にとどめることで合意し、議長が草案に盛り込みました。
日本の当初の提案に消極的な姿勢を示していた韓国の代表も、NHKの取材に対し新たな文言を受け入れる姿勢を示しています。
ただ、会議では、最大の焦点となっている核軍縮を巡り、核兵器保有国と非保有国とのぎりぎりの交渉が今も続き、全体会合の開会も予定より大幅に遅れていて、最終的に合意文書がまとめられるのか、なお予断を許さない情勢です。