アメリカのオバマ大統領は26日、ホワイトハウスでNATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長と会談し、政府軍と親ロシア派の間で依然として散発的な戦闘が続くウクライナ東部の情勢を巡って意見を交わしました。
このあと、オバマ大統領は記者団に対し、「ロシアはますます挑発的な姿勢を取っている」と述べ、親ロシア派の後ろ盾であるロシアを改めて非難し、すべての当事者が停戦合意を順守することが必要だと強調しました。
これに対し、ストルテンベルグ事務総長も、「停戦合意の順守が平和への道だ。ロシアはウクライナ東部の親ロシア派への支援をやめるべきだ」と述べ、ロシアに停戦合意の履行を重ねて求めました。
また、オバマ大統領は過激派組織IS=イスラミックステートを巡って、「NATOは、イラク政府を支援する有志連合のメンバーだ」として、ISの壊滅を目指し、引き続きNATOで結束して対応していく考えを示しました。