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火山噴火予知連「マグマ水蒸気噴火か」 NHKニュース

30日午後、気象庁で行われた火山噴火予知連絡会の拡大幹事会には、火山の専門家や防災機関の担当者などが参加し、今回の口永良部島の噴火について分析しました。
それによりますと、今回の噴火では、噴煙が火口から9000メートル以上まで上がり大きな噴石が火口周辺に飛散したほか、火砕流が新岳の火口からほぼすべての方角に流れ下り、北西側の向江浜地区では海岸まで達しました。
また、噴出した火山灰を詳しく分析した結果、新しいマグマからできたと考えられる溶岩のかけらが含まれていることが分かり、今回の噴火は地下水と高温のマグマが直接、接触して急激に膨張し、爆発的に噴出する「マグマ水蒸気噴火」だったと考えられるとしています。
そして、口永良部島では去年8月の噴火以降、火山活動が活発化した状況が継続しており、今後も今回の噴火と同じ程度の噴火の可能性があるとする見解をまとめました。
また、火山噴火予知連絡会では、今後の火山活動の推移を把握するため、地震地殻変動、それに火山ガスの観測態勢を強化する必要があるとして、大学や研究機関で作る「総合観測班」を設置しました。

記者会見した京都大学の井口正人教授は「昨年暮れからの観測では山が膨張している傾向が続き、これまでに400万立方メートル前後のマグマが地下にたまっている可能性が考えられる。しかし、今回の噴火に伴って噴出されたマグマの量は100万立方メートル以下と見られ、入ってきたマグマの大半は依然として地下にあると考えられ、今後同じ規模の噴火が起きる可能性がある」と指摘しました。
そのうえで「昭和6年から始まった噴火活動では、噴火が断続的におよそ3年間続いた。今回の噴火が活動の最終段階にあれば、警戒が必要な期間は今後1か月程度になるが、今回の噴火で噴出されたマグマの量は少なく、初期の段階だとすると、今後2年から3年程度、噴火への警戒が必要になる可能性がある。避難が最大で年単位になることも考える必要がある」と述べました。