米中軍が対話の枠組みで合意、機体接近時の指針追加へ＝中国紙 | Reuters
１５日付のチャイナ・デーリーによると、米国と中国の軍当局者は１２日、対話の枠組みで合意した。両国の軍が共有する行動規範に、双方の航空機が接近した際の判断ミスや衝突を回避するための指針が近く追加される。
南シナ海における中国の人工島建設をめぐり緊張が高まるなか、先月には米軍の偵察機が人工島付近を飛行したことに中国が抗議していた。
同紙によると、中国国防省外事弁公室の関友飛主任は、両国の軍隊は行動規範の「正しい実施を確認するため」来年に陸上で合同軍事演習を行う可能性がある、と述べた。
中国政府のニュースサイトchina.org.cnは、中国国防省は米中両軍の対話の枠組みが「両軍の幹部が、人道的支援や災害対応など相互が懸念する問題を提起し協議するための新たな窓口」となることを期待している、と伝えた。
