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貿易収支5月、2カ月連続で赤字 輸出の伸び鈍化 | Reuters

財務省が17日に発表した5月貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は2160億円の赤字となった。2カ月連続で赤字となったが、赤字幅は前年同月の9172億円に比べ大幅縮小した。輸出は9カ月連続で増加したが、中国など海外経済の減速で伸びが鈍化した。

<輸出は数量ベースが3カ月ぶりに減少>


輸出は前年比2.4%増の5兆7405億円。9カ月連続で増加した。円安による価格押し上げでプラスを維持するが、海外経済の減速で伸びは鈍化した。


数量ベースでは同3.8%減と3カ月ぶりに減少。中国や欧州連合(EU)向けの自動車輸出数量減が響いた。数量ベースでの自動車の減少は6カ月ぶり。


品目では半導体等電子部品(11.8%増)、船舶(37.1%増)、ポンプ・遠心分離機(8.8%増)などが増えた。


地域別では、米国向け輸出は9カ月連続で増加したが、伸び率は2014年12月以来続いた2ケタ増から、5月には前年比7.4%増と大幅に鈍化した。数量ベースでも6カ月ぶりにマイナスだった。5月の大型連休の日にちの並びが影響した可能性があるとしている。


中国向け輸出は同1.1%増で3カ月連続で増加。通信機が増加する一方、自動車や繊維機械が減少した。


為替レート(税関長公示レート平均)は1ドル119.49円で、対前年度比17.0%の円安だった。

<輸入は5カ月連続で減少>


輸入は同8.7%減の5兆9564億円。原油価格の低下で5カ月連続で減少した。原粗油(31.7%減)のほか、液化天然ガス(44.1%減)、鉄鉱石(43.0%減)などが減少した。


輸入原粗油単価は前年比36.6%低下の4万4473円/キロリットルで、ドルベースでは同45.8%低下の59.2ドル/バレルだった。


ロイターが民間調査機関を対象に行った調査では、予測中央値は2260億円の赤字。輸出は前年比3.5%増、輸入は同7.5%減だった。

先月の貿易収支 2か月連続の赤字 NHKニュース

財務省の速報によりますと、先月の輸出額は、台湾や香港向けの半導体などの電子部品の輸出が増えた一方で、中国やEU向けの自動車の輸出が振るわず、5兆7405億円となり、去年の同じ月と比べて2.4%の増加にとどまりました。
一方、先月の輸入額は、5兆9564億円となり、去年の同じ月と比べて8.7%減少しました。これは去年に比べて円安は進んでいるものの、原油価格の値下がり幅が大きかったため、原油やLNG=液化天然ガスの輸入額が大きく減少したためです。
この結果、輸出から輸入を差し引いた先月の日本の貿易収支は、2160億円の赤字になりました。
貿易収支は、ことし3月に2年9か月ぶりの黒字となりましたが、その後、2か月連続で赤字となりました。
財務省は「円安が続き、輸出額はプラスとなったが、中国経済が一段と減速している影響で輸出の伸びは鈍化し、赤字が続く結果になった」としています。