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米商務省が8日発表した6月の貿易統計によると、貿易赤字が655億ドルと4.1%縮小した。輸入が約1年半ぶりの低水準に落ち込んだことが背景にあり、連邦準備理事会(FRB)のインフレ対応に向けた積極的な利上げを受け、企業投資と全般的な内需が減速している可能性が示唆された。

5月の貿易赤字は683億ドルと、当初発表の690億ドルから改定された。

ロイターが実施したエコノミスト調査では6月の貿易赤字は650億ドルへの縮小が予想されていた。

財とサービスを合わせた輸入は1.0%減の3130億ドルと、2021年11月以来の低水準。

ウェルズ・ファーゴエコノミスト、シャノン・シーリー氏は輸入の減少について、内需の減少に加え、輸入業者が在庫の積み増しに慎重になっていることも背景にあると指摘。オックスフォード・エコノミクスの米国エコノミスト、マシュー・マーティン氏は「消費需要の減退と企業の在庫積み増しの減速を背景に、輸入は軟調になっている。輸出も世界経済の軟化に伴い減少傾向にあり、年内は米国の貿易は低迷する」との見方を示した。

財の輸入は1.2%減の2533億ドルと、21年10月以来の低水準を付けた。

資本財は23億ドル減。コンピューターが16億ドル減少した 。

原油を含む工業用品・素材は22億ドル減少し、21年5月以来の低水準。石油が約2年ぶりの低水準となった。一方、自動車、エンジン・部品は13億ドル増加し、過去最高を付けた。

消費財は4億ドル増。美術品などが減少したものの、医薬品製剤の増加で相殺された。

サービスの輸入は2億ドル減の597億ドル。

輸出は0.1%減の2475億ドル。財の輸出は0.1%減の1651億ドル。

工業用品・素材は7億ドル減少し、21年9月以来の低水準。石油が21年10月以来の低水準となった。

消費財は4億ドル減。医薬品製剤の減少が顕著だった。

資本財は8億ドル増。産業機械と電気通信機器が増加した。民間航空機は8億ドル減。

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#経済統計(アメリカ・貿易赤字

アメリカ商務省が8日発表した貿易統計によりますと、ことし1月から6月までの中国からのモノの輸入額は2029億ドル日本円でおよそ29兆円でした。

これは前の年の同じ時期と比べて680億ドルあまり、率にしておよそ25%減少しました。

この結果、輸入額全体に占める割合は13.3%に低下して、15年ぶりに首位から陥落し3位となりました。

最も割合が多かったのはメキシコで15.5%、ついでカナダが13.8%、日本は5位で4.7%でした。

去年1年間、アメリカと中国の輸出入を合わせたモノの貿易額は過去最高を更新しましたが、経済分野での対立の激化や半導体などをめぐる規制強化などをうけてアメリカ国内で中国への依存を減らす動きが広がっていることが背景にあるとみられます。

世界1位と2位の経済大国である米中の対立は、世界経済にとっても大きな課題となっています。

先月にはアメリカのイエレン財務長官が中国を訪れ両国間の対話の継続を確認しましたが、半導体や関税など対立が続く分野で歩み寄りは容易ではなく、今後、具体的な交渉を進められるかが焦点となっています。

#経済統計(アメリカ・貿易統計)